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「なにやってんだか」という日常生活や映画の感想などを書いてます。


by km_achin

シンデレラマン

シンデレラマン_e0021004_2192778.jpg今年度のアカデミー賞最有力とウワサの「シンデレラマン」、初日の初回上映を観てきました。
地元の新聞の懸賞で、近所の映画館で使える鑑賞券が当たったので、話題作を初日に観よう!と思ったワケです。

赤坂泰彦の「One on One」というラジオ番組でも、ゲストが「この半年で一番の傑作」と褒め称えていたので、期待大
予告編を観ただけで、泣いちゃった私としては、もう泣く気マンマンですよ。

物語はジム・ブラドック(ラッセル・クロウ)が前途有望なボクサーで暮らしも豊かだった場面から、一転して右手の故障により引退し、大恐慌のため貧乏のどん底に落ちるところまで、あっという間に描かれます。

仕事にもあぶれ、ボクサーのライセンスまで取り上げられ、とっても貧乏。他の家の子は親戚に預けられたと聞き、ブラドックは「子ども達をよそへ預けたりしない」と言い張ります。( 予告編で泣いちゃったところです。)このやりとりは泣かせどころです。なんてったって親子愛がテーマですから。


そんなある日、一回きりのボクサー復帰の話が舞い込みます。

試合のシーンでは、ほとんど音楽は使われず、場内の喚声やマネージャーの叫ぶ声だけです。ここで音楽を入れちゃったらロッキーになっちゃうものねー。映像がバシバシ代わるので、誰が誰を殴っているのか、もうわかりません。いや、単に私の動体視力がないだけかも。
試合のシーンに挟み込まれる、家族の映像(家族は家で待っています)。かわいい子ども達は、お母さんに試合のラジオは聞いちゃいけないって言われているのに、地下室みたいなところで、こっそりお父さんの試合のラジオを聴いているのが泣かせます。


打たれすぎたボクサーの目のように泣き腫らして、映画館を出る私でした。
泣けるシーンは多いけど(だって泣き虫だもん)、半年で一番いい映画かっていわれると、「違うだろー」って思います。
一回観れば十分って感じでした。なんか期待しすぎたかも。
by km_achin | 2005-09-17 21:39 | 映画・新作