「なにやってんだか」という日常生活や映画の感想などを書いてます。


by km_achin

おくりびと

e0021004_23325346.jpgニッショーホールで「おくりびと」の試写会を観てきました。

今まで知らなかった職業「納棺師」。小林(本木雅弘)が納棺師の会社に転職して、仕事のプロになる姿を描いた映画だと思って観にいったところ、それだけではなく、とても深~い映画でした。

前半は小林がたまたま面接に行った「旅のお手伝い」の会社でのやりとりで、絶妙な間といい、セリフといい、クスクス笑いが絶えませんでした。
さんざん観客を笑わせておいて、小林がさまざまな死に係わっていくうちに、親子の愛や、亡くなってから気づく大切なことなどがじんわりと表現され、涙が止まらなくなってしまいました。
音楽が久石譲さんなので、ますます泣けます。一回泣いてしまうと、同じフレーズの音楽が流れるたびに号泣です。ううっ。

いつも銭湯で将棋を指しているおじさん(笹野高史)。この映画では銭湯につかっているだけの役かなぁ、などと思っていたら、後半から本領発揮。またまたこの人の言葉に泣かされました。まったく、いつもおいしいところを持っていく役者さんですね。大好きです。

小林の納棺師の仕事は芸術的です。ご遺体に最後の着物を着せてくれる姿のりりしく、美しいこと。劇中、納棺師の仕事を蔑むような発言をする人たちが出てきますが、一度小林の仕事を見たらそんなことは言えなくなります。自分の最後を、あんなに大事に綺麗にしてくれるなんて!
この映画を観た後は、みんなが彼に送ってほしいと思うことでしょう。納棺のほかにチェロの演奏もよろしくお願いします。

親子の関係をもう一度考えたくなる素敵な映画です。タオルとティッシュはお忘れなく。

ところで奥さん、タコはNGでニワトリはOKですか?・・・私はタコはOKですがニワトリはちょっと・・・。
[PR]
by km_achin | 2008-09-09 23:53 | 映画・新作