「なにやってんだか」という日常生活や映画の感想などを書いてます。


by km_achin

ちび象ランディと星になった少年

e0021004_14405781.jpg映画「星になった少年」を観て、原作も読んでみたいなぁ、と思い、「ちび象ランディと星になった少年」(坂本小百合著 文春ネスコ)を友達に借りました。

本を読んで、もっと母と子、父と子の心の関係がわかりました。
お母さんは映画で表現されるよりももっと仕事に夢中でなかなか哲夢にかまってやれなかったようです。
映画の中では、劇中劇でランディが武田鉄矢が食べさせようとする毒入りのじゃがいもをどうしても食べてしまうシーンで、父が哲夢に「誰に向かって言っているんだ!連れ子のおまえたちを育ててやったのは誰だと思っているんだ!」とかなり唐突に叫びます。映画を観ていたら先入観で「お父さんは気の弱い、犬好きの優しい人」なのかと思ってました。高橋克実がそう見えるもんで。でも、実際は哲夢の小さい頃、生来の怠け癖と浪費癖がでて、夫婦の諍いが絶えなくて、それが原因で父が好きだった哲夢が父を母の敵ととらえるになったようです。大きくなってからも象の調教のやり方で衝突したようです。

哲夢の彼女は7才年上で、哲夢の母への想い、血のつながらない父との間でごくふつうの親子関係を築けない寂しさを唯一理解して、励ましてくれたそうです。

哲夢が若くして自動車事故でなくなった後、ランディは芸をしなくなりました。1か月後、義弟がランディに話し掛けます。「なあ、ランディ。君がいつまでもそうやって悲しんでいたって、お兄ちゃんは喜ばないと思うよ。お兄ちゃんは、君がお客さんにいっぱい拍手してもらうのが、一番うれしいんだっていってたよ。」
それから数ヵ月後、ランディはショーに復帰できるようになりました。

哲夢が亡くなってしまい、残された家族も彼女も心の病になってしまったそうです。拒食症や登校拒否や・・・・。

映画も感動しましたが、本も感動しました。

初めて会った象とも心が通じる哲夢、全国の象たちに会いに行ってほしかったです。家族離れ離れになって暮らしている象たちを慰めて、話し掛けてほしかったです。
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by km_achin | 2005-08-19 14:41 |