「なにやってんだか」という日常生活や映画の感想などを書いてます。


by km_achin

中原みすず「初恋」

e0021004_1646352.jpg6月に映画「初恋」を観て、あまりにつまらない内容だったので、原作はどうなのよ?と興味を持ち、図書館で中原みすず著「初恋」(リトル・モア刊)を予約しました。1か月半待ちでようやく読めました。

映画では、犯行のとき、みすずが地声で現金輸送車の運転手に声をかけていて、「いくらなんでも女だってバレバレだろう」と思いましたが、原作では男性の声に変換する装置がついているようです。
でも、原作でもみすずの身長は156cm、Mサイズとあるから、白バイのような大きなバイクにまたがったら、かなり違和感があるでしょうね。やっぱり女性ライダーだってバレバレですよ。

この本では、ジャズ喫茶「B」でみすずが岸に出会う前の、みすずや岸のことや、犯行後の岸のことも書かれています。映画を観終わった後のモヤモヤした感じ(「岸っていったい何者?」とか「初恋ってタイトルはあってないよ」とか)は払拭されたかな。

原作は三億円事件以外のエピソードも多く盛り込まれ、「初恋」というタイトルに合っていました。でも、映画化したとき、この切り取り方で「初恋」はないんじゃないの?と思いました。映画では伝えられなかった部分にいい箇所があったように思うのですが・・・。

映画を観て消化不良を起こした方には、小説「初恋」をおススメします。1時間ちょっとでサクサク読めます。
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by km_achin | 2006-08-01 16:56 |