
テンポよく笑えて、ちょっと泣けて、観てよかったと思った映画がこの
「寝ずの番」です。
公開2日目の初回上映を観に行ったのですが、入場したらすでに満席で、
予想以上の前評判なのね、と感心してしまいました。二日前に指定席取っておいてよかった~。客層は年配の方々がほとんどでしたね。シネコンの中でも小さい部屋だったので、もっと大きい部屋で上映してもよかったんじゃないの?なんて思いました。
のっけから下ネタ満載ですが、演じている人たちが下品にならないので、おおいに笑えます。
笑満亭橋鶴(長門裕之)がホントに今にも死にそうな病人で、
茂子(木村佳乃)がまたがった後の怯えた(?)表情といい、視線の動かし方といい、うまいですねぇ。
死人のカンカン踊りをやる、と言って、むりやり橋鶴を立たせて、あやつり人形のごとく踊らせるシーンでは、「ありえねー」とツッコミたくも、うっすらと橋鶴が目を開けたり、ステップを踏んだりするのが、かなりツボです。ずーっと生きている感じではなく、時たま生き返ったかのような絶妙なタイミングでの動きでドッと笑いが・・・。
あんまり内容を書いてしまうと、これから観る人に申し訳ないんで、省略します・・・。
この映画では3人の死が出てきますが、あっけらかんと笑えてしまいます。でも3人目のおかみさん(富司純子)が亡くなるところでは、ビバルディの「四季」がかかり盛り上げるので、つい泣いてしまいました。
上方落語の一門だけど、勢いのある漫才を見ているようで、ずーっと笑いっぱなしでした。笑いすぎて涙が出たのか、人情とかストーリーで涙が出るのか、わけがわからなくなりましたが、価値のある作品でした。
マキノ雅彦監督の次回作、期待していますよ!