「ほっ」と。キャンペーン

「なにやってんだか」という日常生活や映画の感想などを書いてます。


by km_achin

頼むから、ほっといてくれ/ 桂望実/著

e0021004_22462510.jpgオリンピックたけなわの頃、新聞の書籍の広告欄に「頼むから、ほっといてくれ」(桂望実 著)が載っていて、一目で「うわっ、おもしろそう!」と思いました。
どんな謳い文句だったのか、とんと思い出せないのですが、本の題名はしっかり頭に刻み込まれました。
いつも書籍の広告を見ても「ふーん」で終わるんですが、今回はピン!とくるような感じでした。


読み始めると、次が知りたくてたまらず、数時間で読破。
いろんな時期を切り取って書いているんですが、ちょうど今年のロンドンオリンピックも絡め、そこでの容赦ないマスコミの風刺もちょこっと織り交ぜています。
確かにオリンピックのメダルを獲ったの獲らないだの、メダリストたちへのマスコミの追っかけ方って異常だな。まぁ、その部分の描写ばかりというわけではなく、ちょこっとだけなんですが「そうだ、そうだ!」って思いました。
大勢の人に「頑張って」ばかり言われてもなぁ。「頼むから、ほっといてくれ」って言えるものなら言いたい・・・。

トランポリンの競技に関わる選手、コーチ、それぞれが主人公になり、同じ出来事でも、この人の視点、あの人の視点で描き、心の動きがいい感じに伝わってきました。そして脇役の人のちょっとした言葉にホロッとなりました。

最近、こういう心の動きをうまく描いている本に出会えなくて、ちょっとストレスだったんですが、いい本に出会えたわ。中学受験の国語の物語文の問題に使ってもよさそうな感じ。

自分が今やっているスポーツでも仕事でも、何のためにやっているのか、誰のためにやっているのか、やめようか、やめまいか悩んでいるときに読んだらグッとくるかも。
大人にも子どもにもおすすめです。
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by km_achin | 2012-08-27 23:24 |